お菓子を食べればいいのに

コンビニ弁当。それは、なんだかわびしいご飯の象徴であるかのように、ネガティブ飯なイメージで持ってこられることも多々。音で表現するなら、「もそもそ」。けして、「パリパリ」やら「はむはむ」ではない、キング・オブ・もそもそ飯。

でもこれ、田坂に言わせてみれば、とんだ食わず嫌いだと思うんですよ。
なるほど、コンビニ弁当には、パスタやらピラフやらプリンやらペタジーニやらポポロやら、そういうパ行的な華やかさはありません。しかし、中身は実に質実剛健。まず、目的ありき。
ただ胃袋にドカンと「食った感」を与えるならオーソドックスに。
バランスを考えるなら、なんか逆三角形の栄養表が貼ってあるものを。
親知らずが痛むならウィダーインゼリー。
まさに食のフルラインナップではありませんか。

なのに評価されないのは、入れ物が悪いからだ、と田坂は思うのです。
中身は素晴らしいけど、服が良くない。たとえば上野樹里がナッパ服着てるみたいな。
いや、それはアリか。
ちくしょう、結局、美人は何でもいいってことか。なんて不公平な。男は所詮、女の着る服なんてリンゴの皮だとしか思ってないに違いない。ああ忌々しい。

いや、そうじゃなくて。
田坂が申し上げたいのは、あのぺらぺらなパックが安物感の根源だ、ということなのです。

伊万里に盛られた海苔弁当、九谷に彩られた春野菜弁当、景徳鎮でいただくウィダーインゼリー。
ルイ王室もかくやの贅沢ではありませんか。

あるいは、器は持ち込みで、給食当番のプチコスプレをしたバイトさんがお給仕とか。
メガネ男子が「ほら、もっと食えよ。」みたいな。
ああこれ、ビジネスモデル特許とか、とっといた方が良いんじゃないかと思えてきました。

まあ、
ぶっちゃけ田坂、コンビニじゃあお菓子しか買わないんですけどね。