お買い得なお客

心理テストというものは、A型人間にしか効果がないのでは?田坂はそんなことを思っています。

気分次第で言うことが割と違ってるとか、思いつきで生きている人にかかれば、同じ質問でも答えは日替わりなわけで。田坂はその上、望む結果にふさわしい選択肢を選ぶというスネちゃま的属性も有しておりますから、その心理はグッピー並にミステリアスなのです。

しかし、そんな田坂もブレない質問が一つ。「買い物は、特売日にまとめてする?」みたいなヤツです。ぶっちぎりでYes。迷わずに、Say Yes。チャゲアスのつもりが、選曲間違いで菊池桃子が出てきても歌えますよ、かなりのハイクオリティで。まさに田坂・ザ・ハイブリッドでございます。

とにかく、「お得」だとおすすめされれば、迷わずゲットなわけでして、同じような理屈で、回数券があれば、ほぼ間違いなく買うタイプなのです。

実は先日、行きつけのランチスポット(略して「つけラン」)で、ワンコインランチがスタートしまして、なおかつそれに、回数券メニューが追加されましてね。このご時世に、一食500円(税込←重要)のみならず、7食チケットで3000円(税込←重要)という「お買得」なお話しのデュアルオーロラウェーブなのです。

それはもう、田坂はまっしぐらに飛びつきましたね。おそらくPIXUSで印刷したものに、Loftで買える工作器具でミシン目を入れたマニュファクチュアブルな回数券(推定)が、フリスキーモンプチに見えているかのように(しかもマグロ)。

かくして田坂は、しばらくはチケットでランチを頂けるという、ホテル暮らしのような身分になりました。

ただし、

みなさま、ご存じですか?回数券には有効期限があるということを。

裏に書かれた日付は、GW直前の4月28日。美味しい話には裏がある。今、田坂、うまいこと言いました。これも、「美味しい」と「うまい」をかけています。ちょっとしたとんちです。

7回ぐらい楽勝とお思いでしょうが、こう見えて田坂、週休2日制でして、およそ1ケ月20日の間に7回同じものというのは、なかなかに辛いのです。毎日がブランニューデイ、それがニューミュージック。これでは「毎日がラッパジーンズ、それがフォークです」、みたいなことになってしまいます。

だいたいワンコインでご提供なのですから、内容は推して知るべし。来る日も来る日も、ワカメうどんなのです。うどんをランチと呼んで良いものでしょうか。もっとこう、デミグラス的な何かこそ、ランチには必要なのではありますまいか。

目下のところ、あと2週間10日足らずで4ワカメ。480円(税別←見落としがち)の木の葉丼を横目にワカメ。つけラン、謀ったな、つけラン!

ヤフオクで売ろっかな…。